2015年4月22日水曜日

長野マラソン2015

今シーズン最後となるフルマラソンを日曜日に走ってきた。4年連続での出場となる長野マラソンだ。



長野マラソンは、私の最初のフルマラソンとなるはずだった2011年の大会が震災の影響で中止となったり、2013年は雪の中での開催になるなど、いろいろと思い出がある。比較的平坦で走りやすいコース、(雪でなければ)良い気候、スムーズな大会運営、そして暖かい沿道の応援など、私の大好きなマラソン大会だ。

今シーズンは全体的に練習不足で、今年2月の東京マラソンでぎりぎりサブ4を達成した以外は4時間を切ることが出来ず、今回も記録更新は難しそうに感じていた。10km以上走ったのが3月と4月でそれぞれ1回しかないなど、特にこの2ヶ月は走りこみ不足だった。それもあり、今回の目標は3時間56分か57分くらい。もし著しく調子が良いようだったら、記録更新(3時間55分切り)を狙おうかという感じで考えていた。

暑くなりすぎるのではないかと心配した天気も逆に後半は少し雨が降り始めるくらい。コンディションとしては問題は無い。前半ややペースが速くなりすぎるのを抑え、30km過ぎくらいまでは快調に走れた。途中から左足膝が痛くなり始めたのが気になったが、走りに大きな影響を与えるほどではなかった。

いつもだったら、ここで精神的な弱さが出て、「ペースを落としてもサブ4を達成できる」とか「35kmまで行ったら、少し歩いて後半のためにエネルギーを貯めよう」(そんなことは出来ない。一度、歩き始めたら、再び同じように走り始めるのはまず無理)とか考え始めてしまうのだが、今回はわざと累計経過時間や平均ペースをわからないようにしておいた。こうすれば、安心は出来ないので、歩くことは出来ないし、ペースも極度に落とすことは出来ない。

この作戦が功を奏してか、35kmまでは5kmを27分から28分のペースで走れたのだが、35km以降にペースが大きく落ちてしまった。左膝だけでなく、両足とも筋肉が悲鳴をあげ、ペースを保てない。精神力で歩くことだけは避けられたが、もう最後はスロージョギング並のペースに。

この表はEPSON NeoRuntからだが、35km以降のペースのガタ落ちが良く分かる。


ちょうど35kmあたりでランスマの撮影らしい集団に抜かされた。多分、あれは金哲彦さんだったろう。声をかけようかと思う間もなく抜かされてしまった。残念。39kmあたりではサブ4を狙うペースランナーに抜かされた。500mほどこのペースランナーに引っ張られる集団に着いて行ったのだが、これも途中からは着いていけなくなり、あとはひたすら孤独にとぼとぼとスローペースで走る。

救われたのが、長野マラソンを走るようになって知り合った地元の友人などの応援だ。彼らの応援がどれだけ励みになったことか。どこで応援しているかもわからないので、恥ずかしい姿を見せられない。

最後、スタジアムに入るときに、4時間まであと2分というMCの声が聞こえた。最初はグロスでのサブ4は考えていなかったのだが、なんか間に合いそうだと思い始めると欲が出てくる。ラストの200mほどをスパートして、ぎりぎりグロスでもサブ4を達成。ランナーズアップデートの記録では本当にぎりぎりの3:59:59だった。


さて、これで今シーズンは終了。この後、ファンラン以外は秋までは走らないだろう。夏はどんなスポーツをしようか。

Runkeeperの記録
NeoRunの記録