2015年2月24日火曜日

東京マラソン2015結果

念願の東京マラソンを昨日走ってきた。

心配だった天気も、スタート時点でこそ雨が少しぱらついていたが、それ以降は実質まったく降られなかったと言っても良いくらいだった。暑すぎず、寒すぎず、むしろマラソンにはベストの天候だった。品川で折り返してから第一京浜の上りで強い逆風が吹くのではないかと覚悟していたが、それも無く、本当に快適だった。

それもあってか、結果は3時間59分37秒。
目標だったサブ4はぎりぎり達成。


自己記録は3時間55分なのだが、今回はレース前に風邪をひいてしまい、あまり走れなかったことなども考え、自己記録更新ではなく、今シーズン初となるサブ4を狙いにいっていた。

ここしばらくはネガティブスプリット(「マラソンは「ネガティブスプリット」で30分速くなる!」書評参照)を達成することにこだわっていたが、東京マラソンのコースは前半に下りが続き、後半に上りがある。そのため、ある程度前半にペースが速くなり、後半に落ちるのは覚悟することとした。


本番でもほぼ計画通りにペース配分出来た。沿道で応援してくれていた友人たちにペース配分表を共有していたのだが、ほぼその通りにトレースしていたと言ってくれた。誤算だったのは、RunKeeperというスマートフォンアプリが途中でGPSの捕捉に失敗したことだ。

実際の距離とRunKeeperが言う距離がずれていることに気づいたのが、15kmを過ぎたあたりだったのだが、終わってからRunKeeperのログを見ると、第一京浜に入る前あたりでGPSを捕捉出来なかったようだ。都心でビルの谷間などに入ると、GPSを補足しにくくなることを考えると、これは覚悟しておくべき事態だった。

いずれにしろ、それに気づいてからは、手元の時計(EPSONのWristable Watch)でペース配分を確認した。しかし、これまた準備不足と言われたら返す言葉も無いのだが、時計はリアルタイムでの確認時点でのペースを確認するつもりでしかいなかったため、RunKeeperで確認しようと思っていた累計の平均ペース確認を行う方法がわからず、また友人には渡していたにも関わらず、その肝心のペース配分表を持参するのを忘れていた(ペース配分表は2013年の湘南国際マラソンでの例を参照)。そのため、実は途中から自分の正確なペースがわからないで走っていた状態だった。

RunKeeperが頼りにならないとわかってからしばらくは、時計などの情報から、前半に予定よりもペースをあげすぎていたので、かなりペースを抑えないといけないと判断した。その判断は間違っていなかったのだが、どうやら逆にペースを抑えすぎてしまっていたようだ。RunKeeperの言うペースに少し水増ししたり、時計が表示するペースから判断はしていたのだが、なんか怪しいと気づいたのが、37km過ぎ。残り5kmを切るかというあたりで、3時間28分をすでに経過しているというの気づいた。このままではサブ4達成は難しい。実は、その時点までは結構余裕でサブ4を達成できるのではないかと思っていた。あわよくば3時間55分を切れるかも。そんなことさえ考えていたのだ。今考えると、楽観的にも程がある。

しかも、最悪なことに、ちょうどその辺りで右足の膝に痛みが出てきた。もしかしたら前半のペースが速すぎたのかもしれないし、練習不足だったせいかもしれない。だが、予定では、最後に余力があったらペースを逆にあげようかというタイミングでペースを落とさざるを得なくなった。これにはかなり焦った。

とりあえず、足が痛くなくなるまでペースを落とした。だが、決して歩くことはしなかった。とにかく、恥ずかしくない走りをしようと(なんたって「露出狂作戦」を実施中だったから。東京マラソン前日のブログ記事を参照)。

結果、41km過ぎたあたりから痛みが治まってきて、ペースをあげることが出来た。これが功を奏して、ぎりぎりサブ4達成。本当に良かった。

最終的なラップタイムや平均ペースは次のとおりだ(EPSON NeoRuntから。フルデータはこちら

これを見ると、25km以降にペースを落とし過ぎているのがわかる。

もし、RunKeeperがGPSをきちんと捕捉し続けられていたら、または私がちゃんと時計での平均ペースなどを把握することが出来ていたらと考えてしまうが、それは高望みしすぎだろう。

それにしても、東京マラソンは想像以上に素晴らしい大会だった。コースも走りやすく、運営もほぼ完璧。ボランティアの方は1万人いたらしいが、素晴らしく統制がとれていて、皆とてもフレンドリーだった。テロを心配してか、沿道の応援が例年より少なかったのではないかと言っている人がいたが、そのおかげで私の友人たちも余裕ある場所で応援を出来たようだ。

関係者の方々に感謝したい。

さてと、どうやってまた来年出場しよう。