2009年2月16日月曜日

学ぶ力



通勤大学シリーズ。

いわゆる勉強法についての本だ。書かれていることは、ほとんど納得できる。

通勤電車では音声教材を聞くのは賛成できないとしているところだけは私は賛成できない。私は、通勤時にポッドキャストなどを聞くこともあり、時間と常に戦う立場としては、音声で情報をインプットできるのはありがたい。実際にこれで成果があがっている。英語教材を聞くこともあり、著者は「ボリュームが大きくないか、などと気になって集中できませんでした」と言っているが、ノイズキャンセル型のヘッドフォンであれば、あまり気にならないだろう。と、ここまで書いたところで、再度本書を読みなおしてみたが、CDやテープだと交換が面倒だとか書いている。2003年の書籍なので、このような感想になっていると思われる。iPodが普及した今ではどのように思っているか興味ある。

上では「書かれていることは、ほとんど納得できる」と書いたが、目新しさがない。多くは、ほかの書籍ですでに言われているものか、ごくごく常識的なもの。この種の本が始めての人には良いかもしれないが、そうではない人は物足りないだろう。

もっとも、これはこの書籍だけでなく、このシリーズはそのテーマが始めての人向けだから、私はターゲット読者ではなかったのだろう。