2008年5月2日金曜日

I'm Not There

Amazonで書籍を購入したら、中に小さいリーフレットが入っていた。「I'm Not There」と書かれていて、リチャードギアなど6人ほどの俳優の顔写真が出ている。何かと思ったら、ボブディランの伝記的な映画、「I'm Not There」の宣伝だった。ロック系の映画は好きで今までも何回か見ている。昨年末にはジョンレノンの映画2つを数日間で観たほど。

4/26(土)からすでに上映されているようだった。東京では有楽町、立川、そして渋谷で上映されている。こういうときに、渋谷勤務というのは便利だ。しかも、渋谷は19:55の回が最終上映。これなら仕事が終わってからでも行ける。ゴールデンウィークのため比較的時間が自由になるので、本当はすぐにでも行きたかったのだが、どうせなら映画の日(毎月1日は映画の日だ)と考え、昨日観に行ってきた。

ネタバレになることは書かないようにするが、文字通りの「伝記的映画」というのを期待すると肩透かしをくらうだろう。いわゆるドキュメンタリー的に人を追うという映画も面白いのだが、このようなもう少し本質的な形でアーティストを浮かび上がらせるのも面白い。

6人の役者の中では、ケイトブランシェットが秀逸。一番派手な時代を演じているというのもあるかもしれないが、中性的かつ破天荒なイメージが彼女にぴったし。また、マーカスカールフランクリンの歌と演奏は荒削りだったろうボブディランの若きころにこれまたはまっている。

時代とともに変わるボブディラン。だけど変わらない。

ジョンレノンもブライアンジョーンズもジョーストラマーもいないが、ボブディランがまだいることにわれわれは感謝すべきなのかもしれない。