2008年2月20日水曜日

Mamma Mia! in New York City

日曜日のニューヨーク。WTCを見に行こうかと思ったのだが、昨日歩きすぎたためか体中が重い。仕方ないし、ちょうど良いので、ホテルでしばし仕事。

10時過ぎにホテルから出て、すぐ近くのtktsへ。ここはブロードウェイのミュージカルのチケットをディスカウントして販売しているところ。日曜日は11時から販売開始というのに、行ってみるとすでに長蛇の列。1つだけ短い列があったのだが、そこはPlay only。何のことかわからなかったら、スタッフと思われる男がやってきて、"This is for play only. No Music. Chicago, Mamma Mia, Chorus Line, go inside!"って言っている。なるほど。中の長い列に並ぶしかないのね。

11時になると販売開始したようで、列が進み始める。販売窓口がたくさんあるためか、進み方が速い。結構後ろ(でも、その後ろにもまだたくさん人は並んでいた)にいた私のところにくるまで30分もかからない。電光掲示板に各ショーのチケットのディスカウントレートが出ている。私が見たいMamma Mia!は50%のディスカウントらしい。それよりもまだ席が残っているかちょっと心配になったが、順番が来て、Mamma Mia!一枚って言ってみると、あっさりと購入できた。

2時からの開演なので、少し時間があるから、街を歩いてみる。なにやら車で騒いでいる連中がいて、なんだろうと思ったのだが、その話はまた後で(これはこれで面白い)。適当に見つけたBrewrery(昼はランチもある)でバッファローバーガーを食べる。なかなかうまい。

1時半くらいに劇場へ。すでに多くの人が並んでいる。中でスタッフが案内をしてくれる。チケットを良く見ていなかったのだが、A-5と書いてあるとおり、なんと最前列。正直、あまり見やすい場所ではない。だが、ふと前を見ると、バンドが舞台下で演奏するのが良く見えそう。これはこれで貴重な経験かもしれない。

ショーが始まった。いきなり大音量での演奏が始まる。当たり前だと思うが、演奏がうまい。ふと横を見ると、舞台中央の客席側にバンドマスターのような女性がいる。Macのほかにキーボードを2つくらい置いているようだ。自らも演奏しながら、指揮をしている。この女性(Wendy Bobbitt Cavettというらしい)がなかなかかっこよい。これも前の席だから見れたんだろうと思うと、この席も悪くない。

Mamma Mia!は有名なので知っている人がほとんどだと思うが、ABBAの音楽をテーマにしたもの。ストーリーもコミカルでわかりやすいので、英語力もそんなに必要ない。最初から最後まで楽しめた。それにしても、キャスト全員歌がうまい。

それにしても、バンドとの同期がぴったりとれている。舞台下を見ると、ドラムの横には舞台を映した小さなモニターがある。さらには、舞台中央客席側にいる件のバンドマスターはバンドと役者との両方に細かいに指示を出している。ここまでやれば完璧な音楽上の演出もできるだろう。日本でもMamma Mia!はやっていたと思うのだが、そこでも生演奏で行われているんだろうか。

本場のミュージカルを堪能し、素敵なひとときをすごせた。う~む、また来たいなぁ。