2008年2月19日火曜日

John Pizzarelli and Bucky Pizzarelli Live at Birdland in New York City

まだ続く土曜日のニューヨーク散策話。

セントラルパークを中心に、いくつかの施設を見た後、もう夕方になっているし、さすがに疲れたので、ホテルで一休み。夜の10時ちょっと前に目を覚まし、外出。行き先はすぐ近くのJazz Club、Birdland。

The CursadersのBluenoteでのライブに味を占めた私は、金曜日のうちにニューヨークのJazz Clubのスケジュールを確認し、近くのBirdlandでのライブを見に行くことに決めた。8時半からのステージと11時からのステージがあったのだが、8時半からのはすでにSold Outだったか何かで購入出来なかったので、躊躇することなく、11時スタートのステージを購入。参考にする人がいるかもいれないので、ここで紹介しておくと、チケットの購入は極めて簡単。Birdlandのサイトで購入できるので、最後にPDFフォーマットで出力されるチケットを印刷して持参するだけ。こちらはBluenoteの場合と違い、クレジットカードで実際に購入することになる(Bluenoteの場合は予約だけなので、クレジットカード情報などの入力は必要ない)。

10時過ぎに行ってみると、Bluenoteのときと同じように、すでに並んでいる。ここでも外で待つことになる。ニューヨークの寒い夜に外で待つのはなかなかつらい。雨や雪が降っていなかっただけでも感謝すべきかもしれないが。

チケットを見せたところ、店員が席を考えはじめた。1人で来たので、どこにすべきか考えてしまっているようだ。カウンターにするかとか聞いてくるので、それは勘弁して欲しい。なんのために事前にチケット買ったかわからんだろう。さすがに店員もそれには気づいたようで、結局、オーケストラ席という、かぶりつきというか、最前列の席をあてがってくれた。10ドル高くなるけど良いかというので、もちろん問題なしと答える。ただ、1人だったためか、端のほうの席。ちょっと見難いのだけれど、それは仕方ないか。次回行くときは、誰か友人を誘うようにするか、もしくはJazz Clubによってはカウンターで聴くことを考えても良いかもしれない。

John PizzarelliBucky Pizzarelliは名前が示すように親子だ。Buckyが父親。この2人のかもし出すジャズはいわゆるエンターテインメントとしてのジャズと言えるか。Johnのボーカルはちょっと艶っぽさにかけて、私の好みではなかった。少しカントリーが入っているとでも言えばわかってもらえるだろうか。ショーとしては非常にレベルの高いものだと思う。最初、Johnがバックとともに歌っていた(ギター演奏もしている)のだが、後半Buckyが参加してから盛り上がり方がすごい。Bucky Pizzarelliはすでに80歳を超えているはずなのだが、まったくそれを感じさせない。なんで、あんなに指が動くんだと思わせるくらい、器用にギターを扱う。JohnとBuckyが二人だけでギターデュオを行ったのだが、それがまるで掛け合い漫才かのよう。私が普段聞くジャズはとは異質なものであったが、本当に楽しめた。

ちなみに、端っこのほうの席だったが、そのために役得なこともいくつか。まず、ライブが始まる前に、Johnが話しかけてきた。食べていたBBQ Chicken Wingを見て、"How's that?"と話しかけてきたのだ。また、終わった後には、Buckyが握手を求めてきてくれたし。楽しんでいるのがわかったのだろうか。

いずれにしろ、楽しい夜だった。