2008年1月2日水曜日

三島由紀夫文学館



理由あって年末年始を富士吉田で過ごしたのだが、山中湖近くに三島由紀夫文学館なるものがあると聞いて、今日行ってみた。場所は山中湖に沿って南を走る国道138号線沿いの文学の森の一角。

 



隣に徳富蘇峰館もある。



 

こじんまりとした洋館といったたたずまいであるが、中もそれほど大きくはない。

 

じっくり見ても、30分か1時間もあれば十分だろう。三島の略歴や文学作品の解説、再現された書斎などを見ることができる。また、映画や劇として上映/上演された作品も紹介されている。

入ってすぐに展示されているのは、三島の初版本の数々。今、書店や図書館で見るものと違う装丁の本も多い。たとえば、「仮面の告白」の装丁は初版本のほうが内容にはマッチしているように思う。

三島の生涯を紹介したビデオ上映もされていたが、時間が無かったので、見ることができなかった(インターネットで配信してくれれば良いのに)。

都心からも近いので、三島が好きな人(私は別にそうではないんだけど (^^;;;)にはお勧め。

なお、ここから138号を少し北にあがったところには、富士山レーダードーム館という富士山頂観測所にあったレーダードームを展示している施設がある。ここはここで面白いのだけれど、新田次郎が気象庁に勤務していて富士山頂にレーダードームを作ることを提案した本人だとは知らなかった。